こんにちは。 LEAP DAY広報担当のあさたくです。 LEAP DAY(リープデイ)のゆるふわ企画、【Sofa Talk(ソファトーク)実行委員長 アキラの部屋】、第四夜です。 この企画では、LEAP DAYに協力いただいてる方々をイベント実行委員長の部屋 =『アキラの部屋』にお招きして、コーヒーを飲みながら、沖縄や教育のことについてリラックスしたトークを繰り広げます。
4回目は、中村 元紀(なかむら もとき)さんをゲストにお迎えして、実際に取り組んでおられる探求学習での効果や課題、中村さんが描く未来を伺いました。
2022年度より高校の必修教育となった「探究学習」のリアルや中村先生の考える「教育のあり方」などを実行委員長の山崎が深掘りしていき、熱く盛り上がりました。
今回は、中村先生のトークを一部抜粋してお届けします。
■ ゲストプロフィール
中村 元紀(なかむら もとき)さん
沖縄県立球陽高等学校
【略歴】
1987年生まれ、沖縄県那覇市出身。琉球大学大学院教育学研究科修了。生物教育学、植生学、植物分類学などを専門にしている。学校教育での学びがもっと楽しく、豊かになってほしいという想いから、科学技術教育研究会、探究学習研究会などを主催し活動している。リフレクションカード認定ファシリテーター。ESDティーチャー。
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「ガジュマルの生態に感動し、先生の道へ」
先生を目指したきっかけは、主に2つあります。1つ目は、僕より能力の高い高校の同級生が、高校卒業後、なかなか進路が決まらず、20代前半までダラッとしているのを見ていて、「もったいないな〜、もっと将来のことを話す、きっかけがあればな〜」と思いました。2つ目は、「大きなガジュマルをみて涙した経験」があります。植物は通常、上に伸びていきますが、ガジュマルは横に伸びるんです。横に伸びたところから気根と呼ばれる根を出して、その場の植物を絡み取るんです。ガジュマルは、進化の過程で自分の特性をどう活かすかを追求したなかで見つけたのかと考えたんです。視点を変えるだけで生物からいろんなことを学べるって最高だなって実感し、学校の学びもそうなればいいなと思って教員になりました。
探究学習を通した生徒の変化
社会課題系の探究学習してる生徒が「これからの社会は君たちが創っていくんだよ」っていう言葉が無責任で嫌いと思っていたけど、学校の机は角が無い丸みだったり、いろんなところに自分が気づいていないだけでいろんなデザインがあって、いろんな人たちが試行錯誤して形にしたり、サービスにしていることがわかった。探究学習の中で自分達が課題を設定して解決するために試行錯誤した経験があるからこその気づきがあった。いろんな思いを巡らせて社会ができていることを実感したと泣きながら話していた。授業の中での学びもそうだが、日常生活のなかにたくさんの気づきや学びあったことに気づけたっていう経験は凄くいいなと思いました。
探究学習の現場レベルの「課題」
「できるだけ無理やりやらせない」その場で参画できないのには理由があることに最近気づいたんですね。自分ができる範囲で向き合ってますね。興味がない、やる気がない子たちには声を拾える機会を増やしている。例えば、文字でも声でも彼らが声を上げられるような環境を意識している。時間はかかりますが、できるだけ対話しながらやっていきたいですね。授業の中で「チェックインチェックアウト」をやったり、授業の最後にポートフォリオを作ったりして、先生には言えないけど、生徒同士には言えるようなことなど、できるだけ吐き出してもらったりしています。
山崎
教えるのではなく、ファシリテーションを意識しているんですね。
中村先生
それは本当に意識しています。
■ チャット欄も盛り上がり
最後に今回、このソファートークに参加してくださった方々のコメントをご共有します。
その他にも色々な意見や質問でコメント欄が賑わっていました👏
続きの詳しい内容はぜひ、LEAP DAYコミュニティ会員のみが
視聴できるアーカイブでご確認ください。 アーカイブはこちら↓ ソファートーク 第四夜 :ちむどんどんが止まらない学校の学び(アーカイブ配信)
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次回のレポートは、平田 大一(ひらた だいいち)さんをゲストにお迎えして行われた「ソファートーク 第五夜」 の様子をお届けします。 6月15日(水)19:00-20:00 YouTube LIVE ソファートーク 第五夜 平田 大一(ひらた だいいち)さん 人づくりの種をまく 〜"視点は郷土、視野は世界" リーダー育成の極意に迫る〜
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