沖縄から世界へ。世界から沖縄へ。〜グローバルキャリアを考えるオンラインイベントレポート〜
- 6 日前
- 読了時間: 5分

「地方にいると、グローバルなキャリアは遠い話に感じる」そう思っていませんか? 実は、沖縄を拠点にしながら世界を舞台に活躍する人たちが、すぐそこにたくさんいます。
こんにちは、LEAP DAY実行委員の山川です。
今回は、【KOZA ROCKS 2026】のサイドイベントとしてオンラインで開催された『沖縄から世界へ、世界から沖縄へ- 沖縄でグローバルキャリアを考える』の様子を、レポートでお伝えします!
登壇者ご紹介

生ゴミが肥料に変わる? 昆虫とAIが挑む沖縄発バイオテック
イベントが始まり、まずKarimさんの会社についてお話しいただきました。
「廃棄物」と聞くと、ただのリサイクル?SDGs?となんとなくのイメージで考えてしまうかもしれません。ですが、これを読んだら見方が変わります!バイオテック企業Tlaloc Blueを率いるKarimさんの発表は、まさにそんな驚きに満ちていました。
Tlaloc Blueが開発しているのは、価値の低い有機廃棄物や産業由来のバイオゴミを動物飼料や添加物、肥料へと生まれ変わらせるソリューションです。「ゴミを価値あるものに変える」 背景には、廃棄物処理にかかる高コストと資源の損失、そして世界的な人口増加にともなう食料生産の課題があると語ってくれました。
技術のカギを握るのは、昆虫・ミミズ・藻類という自然の力と、それを制御するAI。「スマートボックス」と呼ばれるハードウェアが環境パラメータと生物学的プロセスをリアルタイムで見守り、幼虫の数や成長率までAIが分析してくれるというから驚きです。
もともとフィリピンでの実証実験を経て会社を設立し、東京での創業から2年。そこから沖縄への移転を決断し、OIST Innovationのアクセラレーションプログラムの支援を受けて、なんとわずか10ヶ月で強固なパートナーシップネットワークを築き上げたそうです。沖縄の中でこれだけのスピード感、すごくないですか!?✨️
今では久米島と宮古島でプロジェクトが始動中。チームは今のところ海外出身のメンバーが中心ですが、今年中に地元人材の採用を目指しているとのこと。
近い将来、あなたの隣で働いているかもしれませんね!
沖縄で働くって、実際どうなの?
続くパネルセッションには、島袋 優さん(EF Polymer 株式会社 / 事業開発部)、國吉 イチさん(株式会社FROGS 取締役)が登壇。それぞれの経歴を紹介したあと、「沖縄で働く外国人起業家・ビジネスパーソン」のリアルなエピソードが飛び交うトークが繰り広げられました。ここからはそのトークを一挙公開!
ー 沖縄とレバノン、似ているってどういうこと?
レバノン出身のKarimさんは、沖縄の文化が母国レバノンとどこか似ていると感じることが多く、ビジネスパートナーシップの構築も東京より進めやすかったと振り返ります。
久米島の農家との商談で、一度知り合った後は「お邪魔します」ではなく家族・友人として「ただいま」でいいんだと迎えられたという話には、思わず心が温かくなりました。距離の近さって、こういう瞬間から生まれるんですね...!
ー「へえ、そうなんだ!」な異文化エピソード続々
優さんからは、社内で 黙想の時間やインドの祝日が会社休みになるという話、そして日本と海外での商品パッケージに対する価値観の違いなど、思わず「へえ!」と声が出るようなエピソードが飛び出しました。
一方でKarimさんは、日本人の責任感やグループへの忠誠心を、日本で事業を築くうえでの大きな強みだと評価していました。同じ「働く」でも、国が変われば景色もこんなに変わるものなんだと私自身も聞きながら感心していました。
ー 3回目の起業でわかった、成功のカギ
「何度も挑戦する中で見えてくるものがある」—— Karimさんは自身3回目となるスタートアップ経験から、チームメンバーとの共通ビジョンがいかに大切かを語ってくれました。
成功のカギは、問題を的確に見極めて解決策を提示すること。そして研究者が研究そのものに固執せず、市場のニーズに合わせて柔軟に形を変えていけるかどうかがポイントなのだそうです。
イチさんからは、琉球frogsで実施している学生向けアントレプレナーシッププログラムの話も。スタートアップに欠かせない要素として挙げたのは「革新性」「拡張性」「社会的インパクト」の3つ。あなたのアイデアには、この3つが揃っていますか?
沖縄はポテンシャルの塊!?
優さんは、展示会で感じる国際的な関心の高さ、沖縄ならではの文化的背景、行政との連携のしやすさ、そして現場の声を反映しやすい環境こそが沖縄の強みだと話されました。
Karimさんも、沖縄の地理的な位置がハワイやフィリピン、インドネシアといったアジア太平洋地域へのアクセスを可能にすると述べ、OIST Innovation、ジェトロ、琉球大学の琉ラボ、金融機関などが連携する強固なエコシステムがすでに沖縄に根付いていると強調しました。
「コミュニティが小さいからこそ、共通の知り合いを通じてすぐにつながれる」
この言葉が沖縄で働く魅力をぎゅっと凝縮していますよね✨️
後半では、海外での仕事の機会についても話が広がりました。「学生の間で海外の仕事への関心が、実はすごく高まっているんです」と優さん。沖縄の企業でも海外の人々と協働できる機会をもっと増やしていきたいと語ってくれました。グローバル化が進む今だからこそ、臆せず海外企業にもアプローチしていく姿勢が大切なようです。
最後に
沖縄という場所を拠点にしながら、今回登壇したみなさんの話から見えてきたのは、「沖縄だからこそできること」と「世界とつながるからこそ見える沖縄の価値」、その両方でした。
さて、あなたなら、この「沖縄から世界へ。世界から沖縄へ。」というテーマに、どんな一歩を描きますか? グローバルキャリアに関心のある学生・若手社会人のみなさんにとって、次の一歩を踏み出すヒントに満ちたイベントだったのではないかと強く感じました。
このイベントに参加して胸が熱くなったあなたに、絶対にチェックしてほしいビッグイベントのお知らせです!
沖縄から“未来の学び”をつくる2日間。学生・先生・企業・行政が集う年に一度の県内最大級協育カンファレンス『LEAP DAY 2026』を今年も開催いたします!🎉✨
2026年12月26・27日の2日間、沖縄コンベンションセンター会議棟で開催します!




コメント