top of page

ソファートーク 第七夜 :離島から学ぶ。人財育成の原点〜イベントレポート〜

更新日:2022年8月28日


LEAP DAY(リープデイ)のゆるふわ企画、【Sofa Talk(ソファトーク)実行委員長 アキラの部屋】、第七夜です。

この企画では、LEAP DAYに協力いただいてる方々をイベント実行委員長の部屋 =『アキラの部屋』にお招きして、コーヒーを飲みながら、沖縄や教育のことについてリラックストークを繰り広げます。


7回目は、離島経済新聞の鯨本あつこさんをゲストにお迎えして、「離島人財」についてお話を伺いしました。



日本には約400島の有人離島地域があります。


「将来は離島でゆったり暮らしたい」

「離島の自然の中でのびのびと子育てしたい」

など思っている方も多いのではないでしょうか。


取材でたくさんの離島を巡られている鯨本さん。

そんな鯨本さんに離島人財の推しポイントや取り組みをシェアしていただきました。

離島ならではの良さがある一方で同調圧力が強すぎるなど 人財面での課題もあると思います。

その良い面・改善できる面を知った上で、みなさんと一緒に今後自分たちができることや離島人財の未来・可能性を考えていきました。


■ ゲストプロフィール

鯨本あつこ(いさもと あつこ)さん

NPO法人離島経済新聞社 代表理事・統括編集長

【略歴】

1982年生まれ。大分県日田市出身。2010年に株式会社離島経済新聞社を立ち上げ代表取締役に就任。2014年にNPO法人離島経済新聞社の代表理事を経て、統括編集長に就任。2021年より現職。地域づくりや編集デザインの領域で事業プロデュース、人材育成、広報ディレクション、講演、執筆等に携わる。2012年ロハスデザイン大賞ヒト部門受賞。美ら島沖縄大使。2児の母。一般社団法人石垣島クリエイティブフラッグ理事



山崎(実行委員長)

 鯨本さん、簡単に自己紹介をお願いできますか。

鯨本さん

 私は、大分県の日田市出身で山と川しかないところで育ちました。2010年より離島経済新聞という日本の有人島(約400島)にフォーカスした新聞とwebメディアを行なっています。主に三つの活動の軸があります。

・島を伝える(メディアを通じて離島地域の価値や魅力を伝える)

・島をつなぐ(島のニーズと関係人口や移住定住希望者などをつなぐ)

・島を育む(市町村や関係機関と連携し、持続可能な地域振興をサポートする)

離島地域の魅力を伝えつつ、課題を解決するために行動しています。

社会人スクールの仲間と離島経済新聞創設へ 山崎(実行委員長) ありがとうございます。 鯨本さんのキャリアについても教えていただけますか。


鯨本さん 私は美容専門学校を卒業後、福岡の出版社でローカルファッション誌の編集に携わりました。当時は毎日残業し、休みがほとんどありませんでした。1年半務めた後、アパレルや飲食などいろんなアルバイトをしました。その後、イラストレーターになろうと思い立って上京し、日中は経済誌の広告をつくる仕事をしながら、夜は絵を描く学校に3年間通いました。 その後、イラストの仕事もいくつかもらえるようになったんですが、本業とするなら編集者のほうが性に合っていると思うようになりました。 その後、ある社会人スクールに通いはじめ、編集者やデザイナーが本業の同窓生仲間と「何かメディアを立ち上げよう」盛り上がってメディアを立ち上げることになりました。 当初は、日本の中にある良いものだけど埋もれているものを取り上げるメディアを作ろうと考えていました。そんな時、別の同窓生が移住した、瀬戸内海の離島を訪れた際に島の人たちの温かさや雰囲気など独特のカルチャーに触れ、ホームページなどのインターネットには知ることのできない、島の魅力を伝えるメディア(離島経済新聞)を創設するに至りました。


「持続可能かどうかを判断基準に入れること」

山崎(実行委員長)

都会の生活では、人間本来が持っている感覚などが失われてつつありますよね。 たくさんの離島を訪れる中で、共通している部分などはありますか? 鯨本さん たとえば、SDGs的な共通項としては、昔から水産資源を取りすぎない独自の基準を設けられている島が多いですよね。


それぞれのコミュニティーが自然のなかで、持続可能であるかどうかを常に考えている。島に生きる人は、人間として「生きるための感覚や知恵」を持っていたり、意識している方が多いです。


那覇や東京などの都市には、生きるために必要なあれこれをいちいち考えなくて良い環境があるので、人間力が失われやすい。なので、島のように人間本来の生き方が残っている地域で一定期間過ごすような経験が必要です。お腹空いたらコンビニにいくとう生活ではなく、魚一匹をさばくためにまわりの人に助けてもらうような経験を積むことで、生きていくために必要な本来の力を得ることができるのではないかと思います。



コメント紹介


続きはアーカイブ配信をご覧ください!! 下記をクリックして、コミュニティー会員の皆様限定でご覧いただけます。 ソファートーク 第七夜 :離島から学ぶ。人財育成の原点 400島全てに個性があり、地域性によって雰囲気が変わる。

人の忘れてはいけない、感覚や知恵がある。


皆さんもお近くの有人島へ

デジタルデトックスなども含めて

訪れては、いかがでしょうか。 次回のLEAPDAYSTORYSもお楽しみに!!




bottom of page